カワウソカーニバルやってます

忘れた頃に更新するフレンズ

*

映画『オデッセイ』のネタバレを最後まで[あらすじ]

      2016/06/02

2016年2月5日に公開の映画「オデッセイ」(原題:The Martian)を観賞。映画はあんまり観ないけど、これはすごい感動。ここから先は結末まで超絶ネタバレをしてしまいますので、映画を純粋に楽しみたい方はご注意くださいね。

既に観ましたとか全体像分かってから見たい人なんだよねアテクシというネタバレ上等なお方はどうぞ。
最後は映画館で…とかそういう事は言いません

 


ラストまでのネタバレあらすじ

ワトニー火星で遭難

火星で地質調査をしていた宇宙飛行士ワトニー(マット・デイモン)。5人の仲間と一緒に仲良く火星の土を集めていました。ところが、そこに巨大な嵐が近づいてきました。

martian

出典:www.foxmovies.com/

なんかあの嵐怖いね…ということで仲間と一緒に火星基地に急いで入りました。基地のレーダーで嵐の大きさを調べると、早く逃げないと宇宙船がぶっ壊れるレベルでした。

「でも、せっかく集めた外の土がもったいないね…」ということで、宇宙船の離脱準備を進めながら土をかき集める作戦をすることになりました。

でもワトニーが外に出たらびっくり。あたりは真っ暗で視界はゼロ。「あぶないぞ!」と言ってたら、突然、巨大なパラボラアンテナが飛んできてワトニーに直撃!一瞬で遥かかなたに飛んでいきました!ワトニーの通信も切れました。

martian-gallery17-gallery-image

出典:www.foxmovies.com/

美人の女船長は仲間と一緒にワトニーを探そうとしました。しかし、嵐で宇宙船が傾いてきました。部下が「ヤバイよヤバイよ。発射できなくなるよ船長!」とうるさいので、ワトニー以外は火星を脱出して宇宙船(ヘルメス)に避難します。

NASAは会見を開いて、嵐のせいでミッションは中止になったこと、そして残念だけどワトニーは死んだよ。ごめんね。という発表をします。

ワトニー復活

カメラは再び火星に戻ります。砂の中から何やら音が…「警告!酸素レベル」とか言っています。その直後、砂の中からブハッとワトニーが目を覚まします。
起き上がるとお腹にアンテナの部品が刺さっていました。(すごく痛そう)

なんとか基地に戻ったワトニー。アンテナの部品を取り除いて、開いた傷口をホッチキスで止めて止血に成功。

ここからワトニーの完全ぼっち生活がスタートします。
死んだ時のためにワトニーさんは仲間にビデオレターを残します。
「こんにちは、マイク・ワトニーです。実は嵐では死んでなかったんです。生きてます。

http://www.cinemablend.com/

出典:http://www.cinemablend.com/

通信アンテナが壊れて、体に刺さってスーツが破けたけど、血で塞がったんでラッキーでした。仲間は僕が死んだと思っているだろうけど、アンテナがぶっ壊れたので、僕が生きていることをNASAに伝えることができません。

仮に伝えられたとしても、彼らが火星に来られるのは4年後。でも、この基地には31日分の設備しか無い。もし酸素発生装置がぶっ壊れても僕は死ぬし、水の循環器が壊れても乾いて死んじゃう。

…でも、こんなところでは死ねないぞ!」

ワトニーは火星基地の食料をかき集めると大体400日分しかなかった。これでは4年もたない!そこでジャガイモを育てる決断をする。ワトニーは農学者だったのです。

ワトニー農場を始める

ワトニーは火星基地に土を運んで、10m☓10mくらいの農場を作ります。

martian-gallery13-gallery-image出典:www.foxmovies.com/
土はある。でも肥料がないので、隊員のひねり出したアレを肥料にして土にまぜます。しかし水が足りない。

そこで、ロケットの余った燃料を使って、水素を発生させます。それを燃やして水にしようとするが、水素の分量を間違え爆発して吹っ飛ぶワトニー。

失敗にめげず、再びチャレンジ。今度は成功して、畑に十分な水がまかれました。


 

一方NASAではかわいこちゃんが火星をのぞいていました。するとなにかおかしなことに気づきました。

martian-gallery6-gallery-image出典:www.foxmovies.com/
「あれ?なんでひっくりかえった太陽パネルが全部上を向いてるの?」ということで急いで緊急集会を開く、直後にワトニーは生きていたという記者会見をします。

でもNASAのバカ所長は宇宙船にいる仲間には知らせないと決める。地球に帰還する任務に専念してもらうために。

だめだ。早く移動しないと

ワトニーは考えていた、次の隊員が4年後に到着するのは、ここから3200km離れたエリア4のクレーター。なんとか,そこに移動しなければ死ぬ!

martian-gallery11-gallery-image

出典:www.foxmovies.com/

でも、火星探査機は一日に35キロしか動かない。電池を2つ積んだけど、これでも1日70キロだし。3200キロも移動するのは無理。しかもエアコンつけると燃料半分取られるし、付けないと凍えて死んじまう!どうしよう!

ワトニー通信に成功する

ということで埋めていた放射性物質を使うことになる。ランドローバーの背中に核燃料電池を載せてローバーを運転するごきげんなワトニー。martian-gallery9-gallery-image

出典:www.foxmovies.com/

ローバーを動かしているとパスファインダーという機械を見つけた。ワトニーこれを使って地球と通信を試みる。

http://historicspacecraft.com/Probes_Mars.html

http://historicspacecraft.com/

「NASAは僕が生きてることを知っていますか?」と送信…無反応。しゃがみ込む。

ところがしばらくすると…パスファインダーのアンテナが伸びて…返事は「YES!」歓喜するワトニー。

続いて「仲間は僕が生きていた事でなんて言ってるの?」と送る
しかし、NASAからの「仲間には伝えていない」という返事に怒り狂って卑わいなメッセージを連打する(全世界に中継される)

やがてワトニーは世界中の話題となりはじめる。

 

一方、宇宙船のメンバーは数カ月後に迫る地球への帰還を楽しみにしていた。
そんな時に、NASAから「ワトニーは生きていたよ ごめんね」と告げられる。NASAが2ヶ月間も黙っていたことにメンバーはあきれるが、「ワトニーを置いてけぼりにしてきた…全部ワイのせいや…」と左の美人船長が泣き始める。

http://www.popsci.com/realism-makes-martian-one-greatest-sci-fi-films-all-time

http://www.popsci.com/

NASAでは868日後にワトニーの救出をすることを決定。ワトニーのジャガイモも成長し、この計画は達成できるかのように思われた。

そんなある日、ワトニーが火星基地に入ろうとした所、空気圧の装置が故障!基地の壁に穴が空き、大爆発を起こしてしまう。

畑のジャガイモは吹き飛んで、ワトニーのヘルメットにもヒビが入る。酸素がシューシューと抜ける中、なんとかガムテープでヘルメットを修復。

一命は取り留めたものの爆発のせいで食料は残り300日分となってしまった。なんてこった!

martian-gallery5-gallery-image

出典:www.foxmovies.com/

NASA失敗が続く

これを受けてNASAは救援物資を急いで地球から打ち上げる。しかし、直後に爆発。
これを見た中国国家宇宙局。NASAの代わりに探査船を打ち上げてワトニーを助けようか?と提案。

しかし、その探査船も火星に着陸することは難しく思われた。

もうダメだ!

天才科学者が持ってきたプラン

そんな時、変態天才宇宙科学者リッチーが画期的なアイデアを持ってNASAにやってきた。
彼のアイディアは3つに分かれていて、

1.地球軌道上をぐるぐる回っている宇宙ステーションを加速させて火星にむけて発射。

2.そして火星軌道でワトニーをキャッチ。

3.また火星でぐるっと回って今度は地球に帰ってくるというもの。

the-martian-20

http://www.space.com/

NASAは「宇宙船のクルーが助けに行ったら、また2年位は地球に帰ってこれなくなるぞ!」と渋っていたが、結局この案をクルーに提案。

なにかしらマシントラブルがあったら死ぬ。完全にうまくいっても2年は宇宙生活が伸びる。このひどい提案を5人の仲間は快諾。「必ず連れて戻る」

いよいよ最後のワトニー救出作戦がスタート!

さて、宇宙船は中国の支援物資を軌道上で受け取って火星へ向けて飛び立たちました。

ワトニーも火星から飛び立つ、そして…

ワトニーは火星の地面から宇宙に飛び上がってキャッチしてもらうために、NASAと交信。火星に残された小型のロケットを改造します。小型ロケットの先端に穴を開けて布をかぶせる(下の画像の黒い部分)そして発射。宇宙にでたら、そこから飛び出す作戦です。

改造が完了。
そしていよいよ宇宙船がやってきました。点火!
ぐんぐん上昇していくワトニーの小型ロケット

Mars Landing Vehiclehttp://novelencyclopedia.blogspot.jp/

しかし、ワトニーの点火が少し遅すぎた!このままでは みんなの船が先に行ってしまう…

クライマックス

船長は船の一部を爆薬で爆発させてブレーキをかけます。

あそこだ!ワトニーが確認できたぞ! 船長は体にロープをくくりつけて船外用のスーツを使ってワトニー救出にむかいます。

しかしロープの長さが足りない。

ゆっくり火星に落ちていくワトニー

 

うわー、もうダメだ!

 

ワトニーはここで自分の宇宙服の手のひらに穴を開けて、空気を推進剤としてアイアンマンのように飛びます。ああ、そっちじゃない!こっち!こっちを繰り返し、ついに船長がキャッチ!無事に船に帰還することができました。

こうしてワトニーとクルーは全員地球に帰ってこれました。


3Dでもう一回見に行きたい。そんな映画でした。途中火星の地図にクリュセと書かれていたので( ゚д゚)オルフェンズ…と思いましたよ。


火星の人火星の人
アンディ ウィアー,小野田和子早川書房
売り上げランキング : 174Amazonで詳しく見る by AZlink