鉄血のオルフェンズをネタバレ考察(4~8話)その①ギャラルホルンの役目って何?
2016/02/22
前回からの続き
鉄血のオルフェンズ 今回も 4~8話でわかりにくい箇所・疑問・マニアックな豆知識を集めました。
クーデリアは地球で何するの?
さて、クーデリアさんは地球との調停に出かけるわけです。地球全体が一丸となって火星を支配しているわけではないんですね。地球は4つの経済圏に分かれて火星を分割統治している。アメリカもイギリスとかスペインとか、複数の国に支配されていましたね。
クリュセは地球経済圏の一つ、アーブラウの支配下に入っています、(アーブラウはロシア・カナダエリアの青い部分)
条約締結でここでギャラルホルンの偉い人が写っていますね。周りを取り囲んでいるのはギャラルホルン兵ですね。
気になるのはアーブラウの領主ではなくギャラルホルンの偉い人が真正面に立っている所です。
クリュセは開拓時代に不利な協定を結んで搾取されてきたわけです。
その状況を改善するためにクーデリアは地球のアーブラウ政府と交渉を続けてきた。
それで、今回初めてアーブラウ代表である蒔苗東護ノ介(まかないとうごのすけ)が対話すると了承した。この人がクーデリアの目指している相手ですね。
クーデリアは頑張って地球に来たものの、蒔苗はワイロを受け取った疑いで、アーブラウを追いだされ、オセアニア連邦に逃げていました。
でも蒔苗はアーブラウに戻りたい。そのため鉄華団とクーデリアを利用するつもりなんですね。(20話視聴後 追記 2/22)
ギャラルホルンは地球と火星にとって邪魔
少しアーブラウとギャラルホルンの関係について整理しましょう。クーデリアは、「ギャラルホルンは厄祭戦を終わらせた。その後も強大な軍事力で戦争が起きないよう4つの経済圏を外部から監視してきた」と話しています。
名瀬は「ギャラルホルンを各経済圏が重荷に感じはじめている。最近のギャラルホルンは自分たちの利益追求に走っている。」と話します。アーブラウが独立講和に応じるなら、それを阻止するギャラルホルンは地球と火星にとって邪魔でしかありません。
名瀬は「地方の独立運動家がギャラルホルンを飛び越え地球経済圏のトップと会談する」のはギャラルホルンにとって脅威だと言っていますから、やはりギャラルホルンは邪魔なんでしょう。
ギャラルホルンの役目って何?
マクギリスは「火星から搾取した金で地球の経済は保たれている」と言っています。つまりギャラルホルンは地球のために火星を管理して、地球に利益を渡している組織のはずです。しかし、なぜ地球が重荷に感じているのか。もしかしたら最近のギャラルホルンは、地球にお金を渡さずに、ピンはねしているのでは?
そうでもしないと、最新のモビルスーツの開発製造などできません。だから、もし仮に、クーデリアの作戦がうまくいって、火星が独立してしまえば、他の惑星も独立する流れになります。そうなれば惑星から地球への仕送りはなくなる。ギャラルホルンはピンはねが出来ない。それは困ります。
ギャラルホルンにとっての理想は火星人に社畜のままでいてほしいわけです。しかしクーデリアが独立独立とうるさい。となれば、クーデリアを暗殺するしかない。ついでにそれを地球のせいにする、火星と地球の大衆を煽る。
戦争になったら裏で大量の兵器を売りつけお金を稼ぐ、そして両側が疲れきった所でより巨大な組織をつくる。ギャラルホルンの狙いはこんなところでしょうか。
ノブリス・ゴルドンはどんな人物?
クーデリア襲撃に失敗後、コーラル・コンラッドは「クーデリアを戦死させる。すると火星は混乱し地球への憎しみを強くする。」と一人でしゃべっています。
コーラルの目的は金です「このままではノブリスからの資金援助はおじゃんだ。」とわめいています。その後、ノブリスの資金が入ればどうとでもなる…といっています、ノブリスもクーデリアの戦死を望んでいることがわかります。
ところがこのノブリスは、クーデリアにも資金援助しているんですね。その後、クーデリア火星脱出の時、サウナ室で資金は援助しましたとか言っています。その後「若き勇者たちと共に死地に赴く戦の女神が彼らの屍の上に永遠の楽園を築く」と気持ち悪いことを言っています。
ここからノブリスの狙いが見えてきます。ノブリスはクーデリアやギャラルホルンを操って金を儲けたいようです。
独立のために地球連邦と火星民との間で犠牲者をだす。そうすると地球民も火星民も大量に死ぬので、得をするのはその後の治安維持を行うギャラルホルンです。それから焼け野原になった所に金を貸す金貸しです。
クーデリアは資金援助を受けている以上ノブリスには逆らいにくい。ほぼノブリスの言うがままでしょう。現在のところノブリスが一番の悪の親玉です。
次回に続く