【鉄血のオルフェンズ】第11話『ヒューマン・デブリ』ネタバレ考察　マクギリスさんの狙いを考える

マクギリスさんの家柄について

今回マクギリスさんの背景が明らかになってきました。アインに絡んでいた兵士の話によると「ファリド家はギャラルホルンを束ねるセブンスターズのご家門」ということでした。つまり、マクギリスはギャラルホルンのエリート集団の一人なんですね。ちなみにガエリオさんのボードウィン家もセブンスターズの一家門ということで、二人とも、ギャラルホルンのトップ。常に二人で行動するあたりも貴族っぽいですね。

火星生まれのアインくんが、モブ士官から「臭いんだよ」といわれていますから、なかなか平社員ではガエリオ達に近づけないんでしょうね。本来、地球生まれの士官ほうが地位的には上なんでしょう。ギャラルホルンは血筋や生まれで階級が決まるんですね。

そういえばマクギリスさんが「父上」とか、立て膝ついて面会しているあたり、ガチガチの体育会系のニオイがします。

マクギリスの狙いとは…

さて、OPでマクギリスさんの剣に映った男性、父のイズナリオ・ファリドが登場しました。統制局の局長なんでしょうか。ギャラルホルン地球本部のヴィーンゴールヴという場所で会談していますが、偉い立場なんだろうなぁという事以外は分かりませんね。ただ監査局局長と統制幕僚長よりも上ですから恐らくこの人がギャラルホルンの頂点なのでしょう。

公式サイトによると”マクギリスの養父。セブンスターズの一家門ファリド家の当主。”とあります。義父…どうやらマクギリスの出自にも秘密がありそうです。マクギリスが孤児というのは無さそうですから、養子として引き取られたのかもしれません。本当の父・母が謎な人がまた増えましたね。

義父についてマクギリスは「父上には会ったさ。そう何度も見たい顔ではない」と言っていますから、二人の関係は冷めきっていると見ていいでしょう。あまり両親の愛情を受けていなさそうな所はクーデリアにも似ていますね。

さてマクギリスはギャラルホルンの現体制の支配力に不満をもっているようです。ここから考えると、ギャラルホルンの内部を変革して支配の構造を変えようとしているのでしょう。

1話でマクギリスは地球から火星まで出向きました。これはギャラルホルンの一員が不正をしていないか監視する目的でした。そこで、コーラルがオルクスと、ゆ着していたり、ノブリスと結託して勝手にクーデリアを狙ったことに気づいた。マクギリスはここからギャラルホルンの支配力は辺境の値にまでは及ばない事を知ります。

しかしギャラルホルン内部で、それを変えようとはしない。マクギリスはここが気に食わないんですね。となると狙いはギャラルホルンの支配力の強化という事になります。一言で言ってしまえば、遠い惑星まで支配したいんですね。

マクギリスはクーデリアをどうしたいのか？

ギャラルホルンが惑星支配をするためには、火星と地球を戦争状態に持ち込むのが一番ですね。お互いをケンカさせて、先生として、ギャラルホルンがまぁまぁと間に入る。だから、クーデリアを捕らえるか、抹殺するかして、火星民を煽りたい。マクギリスにしてみれば、クーデリアの生死はどっちでもいいんですが、独立運動だけは阻止したい。地球と火星が仲良くなってしまえば、ギャラルホルンは不必要になるんですね。

かといって、ギャラルホルンがクーデリアをそのまま捕まえてしまっては、「ギャラルホルン何やってんだ！」と火星民が怒ってしまうので、誰かに、例えば海賊あたりに襲わせたほうがいいですね。それにしても襲撃を手配させるのがトド・ミルコネンというのは、マクギリスにしては少し適当すぎる気がします。捕まった時にすぐに口を割りそうです。

マクギリスさんはロリコンなのか。

結論から言うとロリコンではないですね。多分マクギリスはもっと冷たい人です。アルミリアとの結婚については第4話「命の値段」でガエリオが語っていますが、「親同士がきめた」とありますから、マクギリスがアルミリアを選んだとは言えないです。とはいえ、11話で「（縁談を）断ってもいいんだぞ」と、拒否権があることもにおわせていますから、よくは分かりません。しかし、マクギリスは一貫して計算で動くキャラクターですから、感情で決めているわけでは無さそうです。アルミリアはマクギリスに惚れ込んでいますから、裏切られたらかなりかわいそうですね。

まだ死亡フラグは倒れていませんが、それにしても今週はタカキが助かってよかった～。マニアックキャラの4人もお見舞いで最後に登場で良かった。

クーデリアとアトラが写っていない所がリアルですね。この後ろにいるんでしょうね（笑）12話の考察はこちら

画像引用全て：機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ11話「ヒューマン・デブリ」より