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マンガ大賞2016 ノミネート作品を少しレビュー『波よ聞いてくれ』『ダンジョン飯』

      2017/01/10

この間発表されたマンガ大賞2016

先日、漫画喫茶にでかけたら、さっそく”マンガ大賞”のコーナーが。2冊だけどノミネート作品をチェックできたので、ちょっとレビュー。

 

 

失恋して落ち込んだ時に読むと元気が出る…かも 『波よ聞いてくれ』

タイトルを見て、浜辺で何か叫ぶ話かなと思ったら違ってた。

 

あらすじはこんな感じ

昔々あるところに、普段カレー屋で働く美人店員がおりました。この女性、彼氏に振られたばかり。バーで酔っ払って、別れた彼氏の悪口をわめいておりました。

すると隣りに座っていたラジオのプロデューサー。この話を全部録音。ラジオで公開しましたとさ。はい、めでたくない。

こちらの美人だけど性格きつめの主人公が、まぁよく喋る。たたみかけてくるようなセルフ・ボケツッコミ。1回目は正直ちょっとウザい。でも、5分放置して、2回目に読んだらハマるはず。(免疫がつきます)

このマンガ、主人公がラジオパーソナリティになる間に、もうしわけ程度に恋愛要素も挟む。でもね、美人だけど周りに変な男しか集まりません感がすごい。(出てくる男の一人は見た目クダル・カデルみたいだし。)

全体的にお笑い要素がふんだんに仕込まれているけど、一番面白かったシーンはカレー屋の店長が主人公に突っ込んだ時の
「お前にとって世界はチュッパチャプスか何かか」と、
ペットのカメがエサを食べる所での主人公のセリフ。

これホント書きたいけど、消されるから無理(笑)

アニメというよりはドラマ/映画化されるんだろうなー。ノンスタイルとかサンドウィッチマンみたいなアグレッシブな漫才が好きな人はぴったりだと思う。

 

 

お腹すいたな…スライム食べたい そんな冒険心旺盛な方向け『ダンジョン飯』

 

一言で言うと、冒険グルメコメディ

準備不足でうっかりダンジョンの深くに突入した主人公パーティ。そこに凶悪なドラゴンが登場。
半分食べられてしまった主人公の妹が最後に放った魔法で、主人公たちは運良くダンジョンの外に出る。

シリアスな展開かなと思ったら、一転。

主人公「妹がこま切れになっても、復活の呪文があるから、復活はできる、だけど、もしドラゴンのフンになってしまったら蘇生出来るかな?」

仲間「知らん。」

というギャグ展開で、急いでダンジョンに再突入することに。
ところが、主人公たちは体一つで外に放り出されたので、食料を買うお金がありません。仕方がないので、モンスターを食べながらダンジョンを進むことに。

突入して、さっそくおばけキノコと大サソリを捕獲。いざ料理!と思ったら主人公たちも料理のやり方がよく分かっておりません。

お料理本を片手にやってみるけど、この本がウソばっかり。しょうがないので主人公は大サソリのしっぽにかぶりついてオヴォエェェ…

結局、手さぐりで調理するハメになります。

悪戦苦闘の果てに、謎の料理研究家の登場もあって、立派なモンスター鍋が完成!

それまで食べるのを拒否していた女性メンバーも空腹に耐えかねて、鍋を食べます。「なにこれおいしい!」と大声で言うシーン。妙にリアリティがあります。

食べてみたいような食べたくないような、

これを読むとRPGの主人公たちが、日頃何をどう食べているのかとか、お風呂はどうしてるのかだとか想像力が膨らみます。

リスナーさんとアシガールと

ちなみにこのサイトに集まってきてくださるリスナーさんはサブカルに関してかなりハイセンスな方が多いんですよ…
いやホントたくさんあるんだけど、リンクからアシガール買ってくださった方とか面白すぎ(笑)

 

アシガール 1 (マーガレットコミックス)
見た瞬間「なんじゃこれ、斬新!」と思って自分も即買いして、そしてめっちゃ面白いっていう。

女子高生がお殿様に恋して戦国時代の足軽になるっていうぶっ飛び設定が最高。

マンガ大賞もだけど、リスナーさんのセンス、全然負けてないです(笑)